第4回クローバー懇話会を開催しました

第4回福岡クローバー懇話会を2017年9月20日、同志社校友会福岡支部主催で開催しました。早稲田大学校友会福岡、佐賀両支部から約20名、関西大学、立命館大学の各福岡支部代表を含め、計約50名にご参加いただきました。

講師は、同志社校友会佐賀県支部校友の富田紘次さん。富田さんは平成15年、同志社大学文学部文化史学専攻卒。同17年、同志社大学大学院文学研究科修了。現在、佐賀市にある徴古館主任学芸員として活躍中です。

講演のテーマは、「新島襄と大隈重信」。
同志社と早稲田は、「国内留学」協定を結び、学生の交流が行われていますが、それぞれの草創期、校祖・新島襄と大隈重信の交流は、どのようにして始まり、どう影響し合ったのか。

富田さんは、手紙や資料をもとに二人の間の深い絆について説明いただきました。

明治21年、新島の要請を受けた大隈は、渋沢栄一や岩崎弥之助らに働きかけ、当時の金で3万1千円(現在に換算すると、数千万円)を集め、新島の教育支援に充てたほか、大隈は、新島の死後も同志社を支援し続けたといいます。

また、富田さんは、大隈が「二大教育家は、福沢諭吉先生と新島襄先生である」と語ったことも紹介されておりました。出席者は、富田さんの話に目を輝かせながら聴き入っていたのが印象的でした。

同志社と早稲田の校友会福岡支部は、これを縁に機会あるごとに交流を深めていくことになりました。